2022.08.09
体験農園は、豊かな自然とふれあえる湿地帯です。れんこん畑や田んぼ、希少種観察園やため池などがあります。人も生き物も棲みやすい環境を心がけ、「生物多様性」を大事にしているエリアです。年間を通じて、収穫体験イベントを開催したり、あさはた緑地サポーター(ボランティア)と農業体験も行っています。
「水がひたひたの湿地でも畑になるのかな!?」「あさはた緑地で作った堆肥(肥料の土)で野菜は育つのかな!?」今年は、サトイモ作りに挑戦中です。収穫したサトイモは、冬に開催予定の芋煮会でいただきます。
あさはた緑地には、多数の絶滅危惧種(ミズアオイ、オニバス、タコノアシなど)が生えています。外来種や特定外来種に侵略されることなく育つように、人の手を入れて保全する区画です。専門家の意見を伺いながら、試行錯誤で管理を行っています。
公園で泥だらけになりたい人はこの区画がおススメ!まだまだ整備途中ですが、いつ来てもとろっとろな泥で遊べるように、代掻き(稲作の苗を植える前段階)の状態を目指しています。長靴を履いて自由に入れる区画です。
休耕地とは、作物の栽培をお休みしている田畑のことです。生物多様性の様子を観察する場所として使用しています。1年ごとに休耕地は、別の区画へ移動します。長靴を履いてぜひ入ってみてくださいね!
公園ができるずっと前から田んぼだった区画です。麻機地区社協の皆さんが稲作を行っています。収穫した際に出た稲わらは、麻機地域の「お正月お飾り教室」で使用されています。
あさはた緑地サポーターの皆さんと管理している田んぼです。育てたもち米は2月の餅つき大会で使用します。ただの田んぼではなく、ここは「遊べる田んぼ」です。どんな植物が生えてくるのか、どんな生き物が棲みつくのかなど、いろんな生き物と共生できる田んぼを目指しています。
麻機地域の特産物「れんこん」の魅力を広めるために、あさはた緑地サポーターと一緒にレンコンを育てている区画です。夏には美しいお花が咲き、冬には収穫体験のイベントも開催しています。
体験農園の中にある2つのため池です。危険なので柵の中には入らず、外から生き物の観察をしましょう。ため池(大)では、カメが顔を出したり、ウシガエルの声がしたり、小魚を狙いに野鳥が訪れます。ため池(小)では、アメリカザリガニが多数目撃されています。アメリカザリガニは、「条件付き特定外来生物」に指定されました。大事な植物たちを守るために、「ザリガニ釣りチャレンジ」というザリガニを減らす取り組みに、楽しく参加できる竿の貸出しも行っています。
湧き水スポットは、冷たくてキレイな水が勢いよく出ています。体験農園で遊んだ後、農具を洗ったり、体を洗ったり、水を飲んでみたり(水質検査済み)、水あそびもいいですね!(※看板が設置されている湧き水スポットのみ水質検査済みです。)
園内で刈った草や木は全て破棄することなく堆肥にしています。完成した堆肥は、体験農園で作物を育てる土に混ぜて循環させています。