あさはた緑地でSDGs

あさはた緑地では、毎年4月に「アースデイあさはた」を開催しています。「アースデイ」とは、アースデイは50年前に誕生した「地球の日」です。50年前に予測された、地球の成長の限界。今では、単なる地球の自然環境が限界を迎えているだけではなく、人々や国家間の格差拡大、労働問題など、本当に地球上の社会システム全体が限界を迎えています。そんな世界を、より良くするために作られたのが、「持続可能な開発目標=SDGs(Sustainable Development Goals)」です。2015年に国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されました。

あさはた緑地のコンセプトは、「未来につながる緑のあそび場」です。
最近よく耳にするようになった、SDGs(Sustainable Development Goals)は、持続可能な開発目標の略で、この世界を「未来につながる・つなげていくため」の目標です。国際的な目標ですが、身近な公園でも取り組むことができます。
あさはた緑地のセンター長木下は、しずおかSDGsネットワークの代表でもあり、地域レベルでのSDGsの取組促進などを行っています。そうした背景の下で、スタッフがSDGsにつながると感じている日々の取り組みや、公園のあれこれについて紹介します。

【木下聡 プロフィール】

一般企業に5年間勤務した後、青年海外協力隊に参加し、
モンゴルで環境教育隊員として2年間活動。
帰国後、国際協力NGO難民を助ける会(AAR Japa)に入職し、
東日本大震災の被災地支援やミャンマーの障がい者支援事業等を担当。
また、企業との連携を1年半にわたり担当。
2018年夏にAAR Japanを退職してからは主夫として子育てをしながら、フリーランスファンドレイザーとして静岡を拠点にNPO支援やSDGs普及活動などを展開。
2021年4月からは静岡市内の緑地公園「あさはた緑地」の指定管理者として、公共空間の管理運営を通じたSDGsの取り組み、持続可能な地域づくりを模索中。

目標1 貧困をなくそう

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センターハウスの部屋などを使って、生活に困っている人に食べ物を配ったり、相談に乗ったりする取り組みに協力しています。「困った時はお互い様」です。

【取り組み・できること】
あさはた緑地では、 Single Parent 101(シングル ペアレント ワンオーワン)さんの 食料配布会の際に 場をお貸しするという形で、 活動の応援をさせていただいています。 日本のひとり親世帯(とくに母親のみの場合)の相対的貧困率は先進国で最悪のレベルとされています。 食料配布会は、そんな生活に困っている方を支えるための場です。 SDGsは全てのゴールが繋がっているとされており、同時進行で解決していく必要があるとされています。日本のひとり親世帯の貧困という課題は、根本にはゴール5のジェンダーの課題があると考えられています。 Single Parent 101(シングル ペアレント ワンオーワン)さんのホームページでは、日本の現状も分かりやすく解説されています。また、寄付募集もされています(https://www.single-mama.com/donation/)。
困ったときはお互い様。 支え合っていきましょう。

 

目標2 飢餓をゼロに

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自分たちが食べるものをどのように作るか。それは私たちの体や地球にとって、とても大切なテーマです。農園エリアで農業について触れて考えてみよう。

【取り組み・できること】
あさはた緑地には、農園エリアがあります。
麻機地域の特産である、れんこんの収穫体験ができるれんこん畑や
麻機地区社会福祉推進協議会の皆さんが管理されている田んぼがあります。
社協さんの田んぼは、無肥料・無農薬!夏場は、せっせと草刈りをして汗水流して、稲の成長を見守りました。とんぼの赤ちゃん・ヤゴも安心してたくさん来ていましたよ。
また、4月からは分区園で新しいことが始まります!題して、「みんなでつくろうあさはた農園」。自然農法を学びながら、分区園で自分の野菜を育てることができます。詳しくは、こちらをご覧ください。https://note.com/asahata_gp/n/nc0c5f16f58b5

世界には、明日食べるものもなく困っている人が世界人口の9人に1人もいると言われています。(参考:https://sdgs-support.or.jp/journal/goal_02/
その反面、日本などの先進国では、食品ロスという、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品がたくさんあります。
私たちが食べるものが、どのように作られているかを知ることは、
地球に住むみんなの食べるもののことを考える第1歩です。

 

目標3 すべての人に健康と福祉を

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広場や遊具で思いっきり遊べばからだも元気になるし、自然の緑に囲まれてゆったり過ごせば心も元気になりますよ。心もからだも健康になろう。

【取り組み・できること】

あさはた緑地は、広~い原っぱでボール遊びをしたり、縄跳びをしたり、それから鳥の鳴き声を聞きながら園路をお散歩することができます。4月からは小川エリアに木道も出来て、散歩コースのバリエーションが増えますよ。また、センターハウスにある貸しスペース(貸し会議室)では、利用者の方がヨガやダンスの教室や、音楽活動を行っています。緑あふれるこの公園で、みんなと体を動かしたり、ぼーっと物思いにふけってリラックスしてみたり… 心もからだも健康になれそうですね!

世界には、生まれてすぐに命を失う赤ちゃんや、お産で命を失うお母さん、エイズや結核、マラリアなどの伝染病で命を失う人々がまだまだたくさんいます。
(参考:https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/3-health/
また、日本では、国民健康保険や年金、これまで生活困窮者の生活や医療アクセスを支えてきた生活保護制度なども行き詰まりが見られます。
あさはた緑地で、体を動かしたりリラックスしたりすることで、自分の健康を気遣うことは気軽にできます。自分の心とからだを健康に保つことで、社会課題にもみんなで立ち向かうことができるかもしれません 。

 

目標4 質の高い教育をみんなに

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センターハウスではあさはた緑地の公園だけでなく、もっと広い麻機遊水地の草花や生きもののこと、麻機の地域のことやSDGsのことなども勉強できるよ。

【取り組み・できること】
あさはた緑地内に建っている建物…皆さん入ったことはありますか?
そこは、センターハウスです。ここでは、あさはた緑地の公園だけではなく、麻機遊水地の草花や生き物のことが知れる「あさはた緑地クイズ」や、遊水地の周辺に棲む生きものを展示している「ミニ水族館」、麻機地域のことやSDGsのことを学べるコーナーがあります。また、あさはたシネマや、麻機歴史講座を定期的に開催予定です。
学校では教えてもらえないようなことも、ここでは学べちゃうかもしれません(^▽^)/センターハウスは、9:00~17:00まで、どなたでもご利用いただけます。遊びに来たついでに、ちょっとした知識を入れてみてはいかがですか?
そして、ぜひ新しい発見や学びを周りの方に伝えてみてください。

教育をみんなにと聞くと、世界の学校に通えない子供たちのことを想像するかと思います(参考:https://sdgs.edutown.jp/info/goals/goals-4.html)。
しかし、目標4では、国が補償すべき基礎教育の定義が幼児教育から高校までの保証を目指すとされており、実は日本でも達成されていない点が多くあります。
待機児童が多く保育園に通えない子供たちや
(参考:https://www.mhlw.go.jp/content/11922000/000840529.pdf)、
経済的な理由や家庭の理由(参考:https://www.mhlw.go.jp/young-carer/ 
で高校に通い続けることが難しい子供たちがいます。

 

目標5 ジェンダー平等を実現しよう

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遊びや学びに男の子か女の子かは関係ありません。性別に関わらず、のびのびと公園を楽しんでください。そして、園内では毎日男性スタッフ、女性スタッフ両方が働いています。

【取り組み・できること】
育児や介護は、女の人がやること、家計を支えるのは、男の人がやること…世の中には、意外と多くの性別役割分担に基づく固定観念というものが根強くあるようです。あさはた緑地では、男性スタッフも女性スタッフも、重いものを持つし、掃除をするし…どんなことも協力しながら働いています。

「ジェンダー・ギャップ指数」をご存じですか?世界経済フォーラム(WEF)が2005年から毎年発表している各国の男女格差を示す指数(GGI)のことで、男女平等格差指数ともいわれています。「経済」「政治」「健康」「教育」の4つの分野のデータから作成されています。日本は、「経済」と「政治」におけるスコアが世界の国々に比べて低くなっています。(参考:https://onl.bz/5uWCu3e
ジェンダー平等という言葉をよく聞くようになりましたが、今の暮らし方や、働き方をすべて早急に変えることは正直難しいです。例えば、あさはた緑地の所長を明日から女性にしようとか、スタッフの人数が女性に偏っているから、今月中に男性職員を3人増やそうとか…すぐに対応できるものではありませんよね。
だから、まずは、遊ぶということを通して、身近で楽しく少しずつ!固定観念を取っ払っていきませんか?
例えば、あさはた緑地のスタッフ、むらかなは、サッカーは男の子がするものだって思っていました。小学校のクラブに男の子のクラブしかなかったから!でも、わたしも本当はサッカーがしたかったんだ!
さぁ!どんな遊びも、目一杯遊ぼう!!

目標6 安全な水とトイレを世界中に

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公園内には小川や池がたくさんあります。水の中や水の近くに棲む生き物、植物を観察してみよう(※水の中には入らないでね)。また、近くを流れる巴川の水がどこから来て、どこへ流れていくか考えてみよう。

【取り組み・できること】
あさはた緑地は、麻機遊水地という水がたくさん流れ込む場所のの一部です。
なので、公園内にも小川や池がたくさんありますし、湧水も複数個所から出ています。公園のわきには巴川が流れています。
巴川の水はどこからきて、どこへ流れていくのでしょうか?
水の中や水の近くにはどんな生き物や植物が棲んでいるでしょうか?
あさはた緑地の水をたどって、水の中をのぞいて 、周りの水環境について、ぜひ考えてみてください。

1970年から2015年までの間に、自然湿地が35%も縮小したと言われています。
また、世界には、20億人もの人が、安全に管理された飲料水を利用できていません。

(参考資料:https://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_act01_03.html
私たち人間を含め、生きているものはすべて、きれいな水環境がなければ生きていけません。
周りの水環境を大切にし、きれいに保つことは、大事なことですね。

 

目標7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに

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公園内ではどんなところに電気が使われているかな?それがなくなるとどんなことに困るかな?その電気はどこでどのように作られてるんだろう?考えてみよう。

【取り組み・できること】
あさはた緑地の公園内には、いくつの外灯があるでしょうか?
答えは、35基です。センターハウスの中にも電気があることを考えると、もっとたくさんの電気があります。あさはた緑地では、快適に過ごせる範囲で、必要のない電気は消すことを心がけています(もし、暗いな…。寒いな…。と感じることがありましたら、遠慮なくスタッフまでお申し付けください)。小さなことでも、積み重ねれば大きなことになりますね。

私たちは、電気だけでなく、たくさんのエネルギーを使っていますが、そのエネルギーがどこでどのように作られているか、知っていますか?
日本では、主に火力発電によってエネルギーが作られています。
しかし、他にも原子力発電や水力発電などなど
調べてみると意外と多くの方法でエネルギーが作られていることがわかります。
あさはた緑地では、エネルギーが作られる過程の環境負荷などを考え、再生可能エネルギーへの切り替えを検討しています。
自分が使うエネルギーを自由に選ぶことができる時代になりました。
ぜひ、みなさんも自分が使っているエネルギーについて考えてみてください。
(参考:https://power-shift.org/

 

目標8 働きがいも経済成長も

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スタッフの多くが他の仕事や家事をしながら働いていて、それぞれの生活のスタイルに合わせて仕事をしています。スタッフに公園で働く楽しさを聞いてみよう。

【取り組み・できること】
あさはた緑地のスタッフは、みんなとっても楽しく和気あいあいと、やりがいを感じながら日々の公園業務を行っています。
例えば、スタッフの1人である、むらかなのやりがいは、「大好きな植物や生き物たちのことが学べ、それを子供たちに伝えることができること」「公園を利用してくださる方とお話しできること・笑顔が見られること」「たくさんの人のつながりの一部になれること」。
もっともっと笑顔があふれ、よりよい公園にするにはどうしたらよいのかを考えながら仕事ができる毎日はとても充実していると感じます。
ぜひ、他のスタッフにも公園で働く楽しさを聞いてみてくださいね。

また、あさはた緑地では、
特別支援学校の生徒さんが、職業訓練の一環で清掃活動を行っていたり、
あさはた緑地マーケットという麻機地域で作られた野菜や工芸品を販売していただく場を設けることで地域振興・産品販促につなげていけないかと試行錯誤していたりします。
全ての人々が生産的で働きがいのある人間らしい働き方ができるようにしていきたいですね。

自分たちの働きがいも大事ですが、誰かがひどい労働環境で働かされて作った商品を買わないように心がけることも大事な視点です。
例えば消費者庁が行った令和3年度「サステナブルファッションに関する消費者意識調査」によれば、対象となった全国の15歳〜69歳の男女2000人のうち、衣類を購入するときに「環境や人・社会に配慮した製法や素材を使っているかどうか」を選択した人の割合はわずか1.7%という結果でした。(※「価格」や「デザイン」など8項目から最大3つ選べる形式)
サステナブルファッションに関心のある方はぜひ4月15日・16日開催予定のあさはたシネマ「ザ・トゥルー・コスト」をみに来てください!

令和3年度「サステナブルファッションに関する消費者意識調査」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_education/public_awareness/ethical/investigation/assets/consumer_education_cms202_211013_01.pdf

 

目標9 産業と技術革新の基礎を作ろう

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「遊水地」という場所には、大雨で家が流されたりしないために水をためる役目があります。まちには大雨などの自然災害で困る人を減らすための技術や仕組みが必要です。

【取り組み・できること】
あさはた緑地は、麻機遊水地という大きな遊水地の一部にある公園です。
遊水地とは、大雨で家が流されたりしないように、河川が急激に増水した際に上流部で水をためてくれる場所のことです。
麻機遊水地は1974年の七夕豪雨をきっかけに作られました。今では、大雨が降っても、この遊水地にたくさんの水が流れ込み、ためてくれるので、私たちの暮らしは守られているのです。

(参考:https://www.env.go.jp/nature/saisei/kyougi/asahata/case.html

この他にも、私たちの暮らしを守り、社会活動を支えるために、まちにはたくさんの技術や仕組みが使われています。
世界では、農村インフラ(農道、ため池など)の整備が進んでいない、という問題のために貧困に苦しんでいる人が大勢います。

(参考:http://coreroad.org/#What%20is%20CORE?

それぞれのまちにこの基盤があるからこそ、地域の特性を生かした産業の活性化や、生産性の向上、人々の所得の向上、健康の促進、教育機会の拡大につながっていくんですね。

 

目標10 人や国の不平等をなくそう

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公園内のほとんどの場所が段差なく移動できるようになっていて、いろんな人が使えるトイレもあります。どんな人にも過ごしやすい公園にするには他にはどんな工夫ができるかな。

【取り組み・できること】
目標10は、主に差別や不平等に焦点を当てた目標となっています。さて、公園ができることは何でしょう。具体的な目標のためということではなく、公共スペースのあるべき形として私たちは来園される方々が平等に利用できる空間を目指しています。

例えば、あさはた緑地には、多くの人が気持ちよく同じ場を共有できる工夫がたくさんあります。“インクルーシブ遊具”と呼ばれる、様々な違いを持ったすべての子どもたちが、同じ楽しさを味わえるようにと考えられた遊具(参考:https://townscape.kotobuki.co.jp/inclusive/about/)や、車いすの方も一緒に机を囲むことができるように考えられた“あずまや”があります。案内板には英語も併記されています。貸し出し用の車いすも1台ございますので、是非お気軽にお声がけ下さい。

どんな人も過ごしやすい公園とは、どんな公園なのでしょう。皆さんのご意見を聞きながらより多くの人が気軽にそして快適に利用していただける公園にしていきたいと思います。
国内にも各国間にも差別や不平等があります。
(参考:https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/10-inequalities/
身近なところから、それをなくしていくことが他の誰かの幸せにつながる気がします。

 

標11 住み続けられるまちづくりを

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まちの中にみんなが来やすい公園や緑地があることは大事なことです。お互いにゆずりあいながら、みんなが安心して笑顔になれる、来やすい公園にしよう。

【取り組み・できること】
麻機遊水地は、私たちの暮らしを災害から守るために作られた、静岡に住む人たちが住み続けられるようにするための街づくりの一つです。そして、麻機遊水地の中にできたあさはた緑地は、大雨が降った際の防災機能だけでなく、日常的に近くに住む人々が集える公園になりました。住み続けられるということは、安心して笑顔になれる場所があることも重要な要素です。

目標11には、人間らしい生活とは、量ではなく質でこそ図られるという意味が込められています。私たちの生活はお互いに支え合うことでできています。何かあった時に、支え合って乗り越えることができる、そんな強くしなやかな人間関係を築きたいですね。
あさはた緑地は、ここに来れば誰かいる、そんなほっとするような温かい公園でもありたいです。
あさはた緑地でたくさんの友達を作って、もっともっと笑顔あふれる公園にしよう!

 

目標12 つくる責任つかう責任

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センターハウスには水をくめる場所や駄菓子屋さんがあります。マイバッグやマイボトルを持って遊びに来てください。なるべくゴミの出ない生活を目指そう。

【取り組み・できること】
必要な物をすべて手作りしているという人よりも、買って使っている人がほとんどだと思います。私たちが手にしたモノは、どのように作られているのでしょうか?私たちはモノをたくさん作ったり、使ったり、捨てたりすることで、知らないうちに地球環境に負荷を与えています。

(参考:https://www.wwf.or.jp/activities/opinion/4687.html

最近では、使い捨てのビニール袋ではなく、マイバックが当たり前になってきましたね。センターハウスの小さな駄菓子屋さんもマイバックを推奨しています。持っていない方には、コピー用紙で包んでもらっています。素敵な絵を描いて包めば、中身がなくなってもそれは立派なアートだ!自分のアイディア次第でいろんな包み方ができるのも、わくわくしますね。
また、センターハウスには、ウォータースタンドも設置しています。マイボトルを持ってきてぜひご利用ください。

 

目標13 気候変動に具体的な対策を

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地球があたたかくなっていくと、雨がたくさん降るようになって、あさはた緑地で遊べない日が多くなっちゃうかも。みんなで地球があたたかくならないようにできることを考えよう。

【取り組み・できること】
4月16日、17日はあさはた緑地でアースデイあさはたが開催されます。アースデイとは、「地球の日」。地球環境のことを考える日のことです。
本来、アースデイとは、全世界共通で4月22日とされています。1970年に、「父の日」や「母の日」と同じように、何でもない日を“地球を考える日”=「アースデイ」としたのです。
(参考:https://www.earthday-tokyo.org/about
こうして、50年前からアースデイが行われていますが、気候変動は進み続け、20年前に比べ大規模な自然災害発生件数は、約1.7倍も増えてしまいました。
(参考:https://www.jica.go.jp/aboutoda/find_the_link/part2/sdgs.html
これにより、家を失ったり、食物を育てることができなかったり、人間の暮らしに影響が出ています。毎日の生活スタイルを見直していかなければ、未来の私たちの暮らしも危ないかもしれませんね。
生活スタイルを見直すためにも、まずは4月16日、17日のアースデイあさはたに参加しませんか?
この日は、あさはた緑地で、一緒に地球のことを考えよう!
地球が温かくならないような、生活の仕方は?買い物の仕方は?…そんないろんな情報が得られる2日間にしたいと思っています。

 

目標14 海の豊かさを守ろう

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海にはたくさんのプラスチックのゴミが浮かんでいて、魚よりも多くなりそうなんだって。身の回りのプラスチック、減らせるかな?

【取り組み・できること】
静岡には、漁港がたくさんあり、海の幸に恵まれています。しかし、その海が私たち人間の生活によって豊かではなくなってきていることを知っていますか?必要以上にお魚を捕まえたり、ゴミを大量に排出していたり…。海の生きものたちは、とても幸せとは言えない状態です。麻機遊水地は、水をため込む場所ですが、その水はやがては海へと流れていきます。つまり、あさはた緑地の環境も海に関係してくるということです。
あさはた緑地では、麻機遊水地で例年行われている(ここ数年はコロナの影響で中止)クリーン作戦に合わせて、5月21日(土)に、環境教育人形劇「くじらの9ちゃん」の公演を行う予定です。詳細は、またアップしますのでお楽しみに…♡

スーパー等で、MSCやASCという認証マークを見たことはありますか?
(参考:https://jsl.life/
ASC認証とは、環境に大きな負担をかけず、労働者と地域社会にも配慮した養殖水産業に対する国際的な認証です。普段、ちょっと気にして買い物をすることで、持続可能な市場になっていくのだと思います。

 

目標15 陸の豊かさも守ろう

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あさはた緑地の緑には何種類の緑があるでしょう?同じような草でも大きさや形も違います。いろんな草や木があるといろんな生き物やいろんな鳥がやってくるよ。探してみよう。

【取り組み・できること】
麻機遊水地には、遊水地という機能があるからこそ棲むことができる植物や生き物がたくさんいます。そんな、あさはた緑地の自然の魅力や楽しみ方がわかる、環境教育講座やイベントを随時開催しています。
昨年大好評だった、環境教育イベント「めざせ!あさはたマスター‼」は今年もたくさんの方にご応募いただきました。ご応募いただいた皆様ありがとうございました。当選したみんな!あさはたマスターを目指して、1年間一緒に頑張っていこうね!
また、今年度は、「のりちゃんとむらかなの自然遊び教室」のほかに、麻機ウェットランドクラブさんと共催の「あさはたおさんぽ観察会」が開催されます。
4月3日(日)に開催した「あさはたおさんぽ観察会~お散歩しながら野の花でお弁当を作ろう~」は、あいにくのお天気でしたが、雨の中の緑地も楽しめましたよ。素敵なお弁当がたくさん出来上がりました。今後のイベントについては、あさはた緑地のホームページやSNSで随時発信します。大人も子供も楽しめるので、ぜひ親子でご参加ください。

目標14では、海の生きものたちを守るための買い物のヒントとなる認証マークをお伝えしましたが、陸の生きものたちを守るための認証マークであるFSC、熱帯雨林の生きものたちを守る認証マークRAINFOREST ALLIANCEもぜひ探してみてください。
(参考:https://jsl.life/about/faq/

 

目標16 平和と公正をすべての人に

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ほかの人がおっかないと思うことや、人や公園内のものをキズつけるようなことはしないでね。みんな仲良く、ケンカせずに楽しんでね。まずは、みんな笑顔であいさつをしよう。

【取り組み・できること】
当たり前と思うようなことかもしれませんが、あさはた緑地で働くスタッフは、“笑顔で挨拶・声がけ”を心がけています。気軽に話しかけてもらえるようなスタッフでありたいと思います。
公園を利用している人たちはみんな友達。思いやりの心をもって、同じ場にいるみんなや、使っている遊具や道具をキズつけることはしないでね。まずは、みんな笑顔であいさつしよう。

今、ウクライナではロシアからの攻撃から逃れて、3月末までに400万人以上の人々が国外に移る難民となっています。

(参考UNHCR:https://www.unhcr.org/jp/46399-pr-220406.html

住む場所を追われ、食料だけでなく、医療や教育なども満足に受けられなくなります。一度平和が崩れてしまうと、これまで紹介してきた全ての目標について大きな負の影響が出てまうのです。持続可能な世界を作るための土台として「平和」は欠かすことができません。

私たちあさはた緑地管理事務所では、少しでも何かできることはないか考えウクライナ難民を支援する募金をセンターハウスで行なっています。
募金箱の脇には寄付先であるAAR Japan[難民を助ける会]のパンフレットや
支援活動紹介を紹介する資料もありますので、ぜひご覧になってみてください。
(参考:https://aarjapan.gr.jp/

 

目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

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遊んでいるみんなもこの公園をつくるなかまです。自分も他のなかま(公園に来てる人たち)も一緒に笑顔になれる遊び方、過ごし方をして、みんなで良い公園にしよう。

【取り組み・できること】
笑顔であいさつができたら、今度は、手を取り合おう。
困っている人がいたら手を差し伸べ、気に食わないことがあったらちょっと立ち止まって、相手と対話をしてみよう。私たちはできる限り、多くの人のやりたいを叶え、できることが多い公園を目指しています。みんなが一緒に笑顔になれる遊び方、過ごし方をして、みんなで良い公園にしていきたいと思います。

地球に住むみんなが幸せであるためには、みんなが手を取り合って協力していくことが必要です。あさはた緑地も、自治会や地域のNPO、学校、福祉施設など様々な方々の協力をいただき、そのパートナーシップで運営されています。
身近な人と手を取り合うことから始めて、多くの人が笑顔でいられる社会を作っていきたいですね。

静岡にはSDGsを基に、人々のつながりの輪を広めるための地域指標「まぁるいしずおか」があります。ぜひ、自分でできるアクションから始めてみてはいかがでしょうか?
(参考:https://ls-shizuoka.jp/