2024.01.19
池の水調査員は定員に達し受付を終了しました。
あさはた緑地の体験農園にあるため池。園内の中でも一番大きくて深い池です。今回は、普段から公園の緑地管理を行っている静岡市造園緑化協会の皆さんが、水を全て抜いて「生きもの調査&池の大掃除」を行います♪どんな生き物がでてくるのかな…?池の中はどうなっているのかな…?どうして池の水を抜く必要があるのかな…?どなたでも見学自由です!私たちと一緒に大調査をしましょう(^O^)
静岡市造園緑化協会さんと一緒に、実際に池の中に入って調査をしてくれる方を募集中!!対象は、小学生以上(小学生の場合は保護者同伴必須)定員30名です。※募集条件は下記をご覧ください。
5月11日(土)10:00~12:00※雨天中止(中止の場合は前日正午にHPに掲載)
あさはた緑地体験農園内にあるため池/見学の方は、池の柵の外からご見学ください。
定員:30名(小学生は保護者同伴必須/お子さんと一緒に池に入ってください。)
対象:小学生以上ならどなたでも
当日受付:9時30分~ (あさはた緑地 農業体験棟前)
持物:胴長必須、着替え、その他必要な物(たも網やバケツ等の貸出あり)
申込期間:5/1(水)~先着優先順
申込URL:お申込みはこちらのフォームからどうぞ
その他:更衣室はありません。荷物は各自管理して下さい。
今回開催する「池の水ぜんぶ抜いてみたら…⁉」の目的は、公園の施設・環境整備及び生態系調査の一環で、いわゆる「かいぼり」と呼ばれる作業です。水の滞留や、ごみの投棄、そして侵略性のある生物の繁殖などによって、環境の悪化、多様性が失われることを防ぐ目的で行い、そこに参加してもらうことで、生態系や環境保全などについて考えていただく機会を提供しようと考えております。
イベントで採集した生き物の扱いにつきましては、原則生き物は元に戻しますが、特定外来生物並びに条件付き特定外来生物に指定されている生き物につきましては、環境省のガイドラインに基づき、当施設に設置されております冷凍設備にて処分いたします。なお、凍結後は堆肥場に混ぜて肥料として園内で循環させます。(日常的に来園者が釣っているアメリカザリガニも条件付き特定外来生物ですので、同様の対応をとっております。)
該当する生物は他の生物種を駆逐する恐れから特定外来生物に指定されており、その放置は他の種をその地域から絶滅させる恐れがあります。各個体にとっては命を奪う形になることは事実ですが、地域の生物多様性を維持するために避けられないことと考えております。
ただ、これが最善手かどうかは私たちも自問し続けるところであり、処分ではなく、域内の水深や水流などによる環境の変化により、繁殖を抑える手立てなども検討しておりますが、現状有効な方法は見つかっておりません。多様性を守るために在来種と外来種が分けられ、環境省によって危険度をランク分けして指定されており、生き物の種によって守るべき優先順位が付けられていることは事実であり、公共の公園としてその法律に基づいて生物全般に対応しておりますので、そのことも含め参加される子どもたちへお伝えするイベントプログラムとなっております。
私たちの公園運営においても危険な蜂の巣は駆除しておりますし、景観を害する植物は抜根して排除しております。常に命の選別をしながら公園として求められる機能を維持しております。ただし、その基準は決して人気のあるなしではありません。イベント内の説明では外来種が広がった原因をはじめ、一つ一つの命について考えると同時に、多様な生物が共生するために私たちが考えるべきことについてお伝えしてまいります。
【主催】あさはた緑地管理事務所(毎日9時~17時/054-295-5165)【企画運営】静岡市造園緑化協会